看護師転職サイトのリアルな口コミ

看護師転職サイトのリアルな口コミ

看護師の最新転職事情(2024年7月度版)

看護師の転職事情(2024)
看護師の転職事情(2024)

2022年度の看護師の有効求人倍率は厚生労働省のデータによると、看護師の有効求人倍率は2.20倍(※1)、ナースセンターの求人倍率は1.84倍(※2)でした。

この倍率は、それぞれ1人の看護師に対して2.2件、1.84件の求人があることを意味します。

ただし、施設別の求人倍率は大きく異なります。

例えば、訪問看護ステーションでは3.88倍、病院(20床~199床)では2.30倍、特別養護老人ホームでは1.33倍と看護師不足が慢性化しています。

それに対し、保育所・幼稚園は0.32倍、健診センター・労働衛生機関は0.24倍、看護教諭は0.12倍と人気の施設では相変わらず競争が激しいといえるでしょう。(※2)

またナースセンターのデータで、雇用形態別では、「常勤」が2.50倍、「非常勤」が1.62倍、「臨時雇用」が0.52倍の求人倍率となっています。

看護師の最新転職事情まとめ

全体的に看護師不足は続いています。
ただし、求人に関して地域格差、雇用形態格差、職種(施設)格差は大きいので、転職活動時に転職したい地域や職種の求人状況を再確認するとよいでしょう。

看護師転職サイトの口コミインタビュー

看護師転職サイトの口コミインタビュー
看護師転職サイトの口コミインタビュー

看護師転職サイトを利用して感じたこと

(絵理乃さん、北海道出身、20代後半女性)

札幌北楡病院という急性期病院で丸2年働いた後、結婚してクリニックに転職しました。

現在までの転職回数を教えてください。

転職は一回のみです。

転職を決意した理由は?

最初の病院では血液内科で、三交代制で働いていました。
辞めた理由としては、結婚もありますが、仕事がきつく、人間関係も良くなかったからです。
夜勤が身体に合わず、健康状態も悪くなっていたので、結婚がなくても辞めていたと思います。

転職の際に利用した看護師転職サイトは?

転職の際にはナース人材バンクという転職サイトを利用しました。
気になる病院がたまたま載っていたので、そちらを選んだのと、友人からの紹介です。

実際に看護師転職サイトを利用してどうでしたか?

ナース人材バンクでは沢山の病院を紹介してくれました。
普通の病院に限らず、美容外科なども興味があれば紹介してもらえました。
ただ、地方のクリニックなどはあまり紹介してもらえませんでした。
地方のクリニックはハローワークなどの方が載っているようでした。
また、いい求人があればすぐにメールが届きました。
しかし、当然なのですが、みんなに送っているのでいい求人はすぐに応募が埋まってしまっていました。
紹介してもらった病院に面接に行く時も、ついてきてくれて、アドバイスなどもしてくれていて丁寧です。
ただ、求人メールが何度も何度もきたり、電話も結構多いので、少し大変でした。

転職活動中の印象的なエピソードがあればお聞かせください。

転職活動な、エピソードとしては紹介してもらった病院は条件が良かったのですが、精神科だったので実際に見学に行くと、かなり大変そうだとわかり、結局断ってしまいました。
条件だけじゃなく、自分の目で見ることが大切なのだと思います。

これから転職活動を始める後輩へアドバイスをお願いします。

アドバイスとしては、求人の連絡がきても慌てずに、ずっと働くことを想定してじっくりと転職先を選ぶということを大切にして欲しいです。

男性看護師の転職

(加藤さん、千葉県出身、30代前半男性)

千葉県の中規模病院で常勤の正看護師として勤務しています。
現在働いている病院は急性期病棟、療養型病棟、緩和ケア病棟に分かれていて、療養型病棟に多くの比重を置いています。
年収は諸々の手当を含めて450万円程度です。
現在は急性期病棟に所属していますが、日勤でも18時過ぎには帰れますし、二交代勤務なので時間には少し余裕があり仕事帰りにスポーツジムに通っています。

看護師になったきっかけは?

看護師になる前は総合病院で看護補助者・介護士として働いていました。
その時は終末期病棟で勤務していました。
患者さんの急変を発見したのですが、介護士では医療を行うことができず、ただ看護師を呼ぶ事しかできませんでした。

そのときに自分の力の無さを実感し、患者さんを助けられる知識、技術、資格が欲しいと思いました。
そして27歳で看護学校に入学し、資格を取得しました。

現在までの転職回数を教えてください。

現在までに1回転職しています。

転職を決意した理由は?

もともと終末期病棟で働いていたときに看護師になりたいと思ったために緩和ケアに興味がありました。
新卒で入職した病院は総合病院で急性期の看護はたくさん学ぶことができました。

しかし、緩和ケアはあまり学ぶ機会がなく緩和といってもセデーションをかけて苦痛をとることのみでした。
苦痛をとることは大切ではありますが、完全に眠らせてしまうことは本当の緩和ケアなのか。生物的には生きているが、人として生きているのか。と疑問が湧き、緩和ケアを学びたいと思い緩和ケアに力を入れている病院に転職しました。

目標とする看護師像を教えてください。

ただ優しいだけではなく、患者さんの残存機能を維持・向上できるような関わりができる看護師になりたいです。

転職活動で得られたことがありましたら教えてください。

面接時には実際とは違う内容を説明されることがあります。
難しいことだとは思いますが、気になるところは踏み込んで質問することが大切だと思いました。
院内見学のときは心電図モニターなどどの様な設備を使用しているのかも見れると良いと思います。

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この記事を書いた人

医療系人材ビジネス業界で10年勤務。
看護師はじめ、医師、薬剤師、介護福祉士など医療福祉業界の動向に詳しい。
現在は転職に関する調査、取材、数値分析、ライティング業務、転職サイトの監修を行っている。

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