日勤のみの看護師求人の職場と転職事情

日勤のみの看護師求人の職場と転職事情
目次

日勤のみの看護師求人の探し方

日勤のみの看護師求人の職場と転職事情は、「日勤」を職選びの条件として転職を希望される看護師さん向けの記事です。

転職を考える上で「できることなら夜勤のない職場で働きたい」という方は多いと思います。

実際に看護師転職サイトを利用する方は、総合病院の一般外来のほか、クリニックや診療所、健診センターなど日勤のみの職場へ転職を希望されるナースの方々は多いです。

日勤の特徴として、「家族とすれ違いの生活はしたくない」、「18時以降は友人と一緒に遊びにいきたい」、「体力的にも規則正しい生活リズムで働きたい」などの希望が叶えられるメリットがあります。

このためプライベートを重視する方には働きやすい環境が日勤のみの看護師求人にはあります。

特に大半のクリニックには夜勤がないため、日勤を希望される方には人気の職場です。

プレミアナースの厳選した看護師転職サイトには「日勤のみの勤務」、「夜勤は一切なく年間休日も120日間以上」、「休日出勤時も平日に振替休日があるので自分の時間がしっかりと持てる」など、魅力的なお仕事が多数掲載されています。

夜勤のない診療所・クリニックでの看護師さんの募集もあれば、一般病院や総合病院等でも「日勤のみ」のケースも数多くあります。

働いた後の生活のイメージを掴むためにも、お気に入りの看護師転職サイトに登録して、勤務・雇用形態、勤務時間欄などをチェックしてみてください。

日勤のみの看護師求人は給料が低いのか?

日勤のみの看護師の職場の年収相場
日勤のみの看護師の職場の年収相場

日勤のみの看護師の給与は、夜勤専従看護師、二交代三交代の看護師と比べて、夜勤手当がつかない分、給与が低くなる傾向にあります。

その代わり、肉体的・精神的負担が軽減でき、日程調整も楽になることは理解できるでしょう。

ただ日勤だからといって、そこまで給与が低くなるのかというとそうでもありません。

職場にもよりますが、美容クリニックや訪問看護ステーションには、年収500万円の方も数多くいらっしゃいます。

したがって、一律に日勤のみの看護師求人は給与が低いとは言い難いのです。

日勤のみ看護師求人 5つの職場のメリット・デメリットと転職事情

日勤の看護師求人で人気の5つの職場の特徴、メリット・デメリットと転職事情を以下にまとめました。

転職を考える際に参考にしてください。

①病棟日勤・病院外来
②クリニック
③美容クリニック
④介護施設
⑤訪問看護ステーション

①病棟日勤・病院外来

病棟日勤・病院外来の転職事情
病棟日勤・病院外来の転職事情

メリット

多様な病状や患者と接することができ、スキルや知識を幅広く習得できる。
教育や研修の機会が豊富で、専門的なスキルを向上させることができる。
チームでの連携が重視されるため、チームワークやコミュニケーション能力を鍛えることができる。
病院内でのキャリアアップや転職の機会が多い。
定期的な勤務シフトで、休日や勤務時間が比較的決まっている。

デメリット

病棟日勤・病院外来は院内異動で埋まりやすいため求人自体が少なく就き難い。
仕事量が多く、ストレスや疲労がたまりやすい。
患者との関係性が長期にわたることが少なく、一貫したケアを提供する機会が限られる。
緊急対応が求められることが多く、プレッシャーが高い環境で働くことがある。
人間関係や職場の雰囲気によっては、ストレスが増大することがある。

転職事情

日勤でも病院で働きたいという方に不動の人気を誇る病棟日勤・病院外来。
しかし、産休や育休明けの看護師の復帰先でもあるため、求人は少なめです。
したがって、求人案件の多い大手の看護師転職サイトに登録して探すことをおすすめします。

②クリニック

クリニックの転職事情
クリニックの転職事情

メリット

比較的規模が小さいため、患者との距離が近く、一対一でのケアができる。
小規模な職場環境であるため、働くスタッフ同士の人間関係が良好であることが多い。
大病院に比べて勤務時間や休日が比較的規則的で、プライベートとのバランスが取りやすい。
特定の分野に特化したクリニックでは、その分野に関する知識やスキルを深めることができる。
地域密着型のサービスを提供するため、地域住民とのつながりが深まることがある。

デメリット

規模が小さいため、人手不足や多忙になることがある。
病院に比べて教育や研修の機会が限られることがある。
クリニックによっては、待遇や福利厚生が大病院に比べて劣る場合がある。
小規模な職場であるため、キャリアアップの機会が限られることがある。
人間関係が悪化すると、職場環境が悪化しやすい。

転職事情

少人数体制が多いため求人が出てもすぐに募集が埋まる可能性があります。
したがって、迅速な応募が求められることも。
夜勤がなくても、終業が遅かったり、長期休暇が取りにくい場合もあるので、応募の際は要チェックです。

③美容クリニック

美容クリニックの転職事情

メリット

美容医療に特化した知識やスキルを習得できる。
患者が自ら望んで施術を受けるため、満足度が高く、看護師としての達成感を得やすい。
大病院に比べて勤務時間や休日が規則的で、プライベートとのバランスが取りやすい。
美容業界は成長産業であり、将来的な安定性やキャリアアップのチャンスがある。
働く環境が清潔で美しいことが多い。

デメリット

美容分野に特化しているため、一般的な看護スキルが鈍ることがある。
美容業界は競争が激しく、プレッシャーの高い環境で働くことがある。
症例が限られているため、幅広い看護知識やスキルの習得が難しい。
高額な施術が多いため、患者からの期待やプレッシャーの大きいことがある。
美容医療に関する規制や法律の変更で、業界環境が変化することがあるため、柔軟性が求められる。
美容クリニックによっては、待遇や福利厚生が大病院に比べて劣る場合がある。
ビジネス志向が強い場合があり、看護師としての専門性や倫理観が試されることがある。
業務内容が一般的な看護業務と異なるため、転職やキャリアチェンジに制約の出ることがある。

転職事情

美容クリニックは人気の高い職場で、採用が厳しいところも多いです。
業績によっては年収500万円以上の高給与もありえる職場です。
ただし、接客サービスの側面が強いため、転職の際は今後のキャリアを検討してから応募しましょう。

④介護施設

介護施設の転職事情
介護施設の転職事情

メリット

高齢者や身体障害者との長期的な関係を築くことができ、信頼関係を深めることができる。
ケアの提供に時間をかけることができるため、患者一人ひとりに寄り添った看護が可能。
地域社会に貢献することができ、やりがいや達成感を感じることがある。
複数の職種と連携する機会が多く、チームワークやコミュニケーション能力を鍛えることができる。
高齢者ケアや障害者支援に特化した知識やスキルを習得できる。

デメリット

介護業界は人手不足が深刻であり、仕事量が多く、ストレスや疲労がたまりやすい。
介護施設によっては、待遇や福利厚生が劣る場合がある。
感染症対策や高齢者の特性により、精神的な負担が大きくなることがある。
高齢者の死別や健康状態の悪化に対処することが求められるため、心身ともに負担が大きい。
ケアの専門性が高まることで、他の看護分野への転職やキャリアチェンジが難しくなることがある。

転職事情

介護施設の看護師の業務と転職」でも取り上げたように多様な職場、働き方があります。
求人も豊富で特に高給与の有料老人ホームは20代の看護師にも人気です。
ただし、夜勤ありの介護老人保健施設、オンコールありの特別養護老人ホームなどもあるので、事前確認が必要です。

⑤訪問看護ステーション

訪問看護ステーションの転職事情
訪問看護ステーションの転職事情

メリット

患者の自宅や地域でのケアを提供するため、患者との関係性が深まり、信頼関係を築くことができる。
自宅でのケアが可能なため、患者のQOL(生活の質)向上に貢献できる。
地域社会に密着したサービスを提供できるため、地域住民とのつながりが深まることがある。
柔軟な勤務スケジュールが組めることがあるため、プライベートとのバランスが取りやすい。
多様な病状や患者と接することができ、幅広いスキルや知識を習得できる。

デメリット

移動時間が多く、労働時間が長くなることがある。
訪問先での緊急事態への対応が求められることがあり、プレッシャーの高い環境で働くことがある。
訪問看護は一人で行うことが多いため、孤独感やストレスを感じられることがある。
連携が不十分な場合、患者のケアに対する責任を重く感じられることがある。
訪問先でのケア環境が悪い場合、看護師自身のストレスを溜めてしまう可能性がある。
訪問看護ステーションによっては、待遇や福利厚生の劣る場合がある。
ケアの状況によっては、訪問先での感染症リスクの高まることがある。

転職事情

訪問看護ステーションは介護施設と同じく20代の看護師にも人気です。
施設の規模や利用者の疾患・ステージにより特性があります。
給与も高めに設定されていますが、オンコールありの職場も多いので、応募前のチェックが必要です。

日勤のみの看護師求人の職場と転職事情のまとめ

ここで取り上げた①病棟日勤・病院外来、②クリニック、③美容クリニック、④介護施設、⑤訪問看護ステーションはいずれも日勤の看護師求人としては定番です。

それぞれの働き方のメリット、デメリットと今後のキャリアのことまで考えて、転職活動をすることが望ましいでしょう。

日勤の看護師求人を多く掲載する看護師転職サイトの中には、サイトに掲載されない条件、待遇のよい魅力的な非公開求人も豊富にあります。

もしあなたのお気に入りの病院やクリニックがすでにあって、勤務形態や給与条件などを詳しく知りたい場合は、まずはお気軽にキャリアアドバイザーに相談することをお勧めします。

キャリアアドバイザーがあなたのご希望に添えるようにお仕事探しをサポートしてくれるでしょう。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

医療系人材ビジネス業界で10年勤務。
看護師はじめ、医師、薬剤師、介護福祉士など医療福祉業界の動向に詳しい。
現在は転職に関する調査、取材、数値分析、ライティング業務、転職サイトの監修を行っている。

コメント

コメントする

CAPTCHA


目次