看護師のキャリアアップ転職のおすすめ

看護師のキャリアップのおすすめ
目次

看護師のキャリアアップ転職のおすすめは?

看護師が転職でキャリアアップするためのプランをまとめました。

転職後のキャリア形成に役立つキャリアプランを分かりやすく紹介します。

看護師の働き方

まずは転職後を見据えたうえで今の職場を振り返り、新しい職場について考えてみましょう。

病院・診療所・治療の介助、入院患者の療養の世話、外来での相談、訪問看護、分娩介助など、職種と部署によりさまざま
訪問看護ステーション・在宅療養する患者すべてが対象
・幅広い知識が必要
介護施設・介護職とともに働き、医療の専門家として高齢者の健康問題を担当する
保健所・市町村・住民集団を取扱い、健康を増進し、問題を解決する方法を考える
・住民個人の健康問題の相談にも乗る
企業・組織にいる人の健康が維持できるようにする
学校・健康診断の補助・調整、学校の保健だよりの作成をする
助産所・分娩介助、妊婦と家族の支援、新生児のケア
【看護師の職場】参考:『平成30年衛生行政報告例(就業医療関係者)の概況』(厚生労働省)

看護師の役割

厚生労働大臣の免許を受けて、傷病者もしくは褥婦(じょくふ)に対する療養上の世話または診療の補助を行うことを業とする者

(『保健師助産師看護師法』(厚生労働省)より抜粋)

看護師の仕事は、医師の「診療の補助」、患者さんの「療養上の世話」をすることがメインです。

しかし、看護師の活躍できる職場は広がっています。

  • 相談を受ける職場
  • 病気や療養のさまざまな相談を受ける保険会社の相談窓口や自治体の緊急ダイヤルなどで働く看護師
  • 医療情報を解釈する職場
  • 法律事務所や出版社などでカルテの内容を解説したりや業界の慣例を教える看護師
  • 病気やケガに対応する職場
  • 航空会社のフライトアテンダント、ホテルの接客スタッフで働き、もしもの場合に、病気やケガの応急処置や判断ができる看護師

以上のように看護師は様々な場所で働くこと可能です。

看護師のスキルアップ(主に職種、プラスαの資格)

看護師のスキルアップ
看護師のスキルアップ

看護師の資格を取った後に挑戦できる資格です。

保健師

保健師
保健師

就業者数:39,530人(出典:『平成27年国勢調査』総務省統計局)
年収:480.7万円(平均年齢:41.8歳)(出典:『令和3年賃金構造基本統計調査』厚生労働省)
有効求人倍率:1.01倍(令和2年度)

現在看護師の資格のある方は、看護系大学院で2年間もしくは、看護大学専攻科・別科、看護短期大学専攻科、保健師養成所のいずれかで1年間の学修を経たのち、保健師国家試験に合格する必要があります。

保健師国家試験の合格率は90%前後です。

助産師

助産師
助産師

就業者数:25,650人(出典:『平成27年国勢調査』総務省統計局)
年収:553.9万円(平均年齢:37.1歳)(出典:『令和3年賃金構造基本統計調査』厚生労働省)
有効求人倍率:1.32倍(令和2年度)

現在看護師の資格のある方は、看護系大学院で2年間もしくは、看護大学専攻科・別科、看護短期大学専攻科、助産師養成所のいずれかで1年間の学修を経たのち、助産師国家試験に合格する必要があります。

助産師国家試験の合格率は90%台です。

ケアマネジャー

ケアマネジャー

就業者数:470,610人(出典:『平成27年国勢調査』総務省統計局)
年収:409.7万円(平均年齢:41.8歳)(出典:『令和3年賃金構造基本統計調査』厚生労働省)
有効求人倍率:3.9倍(令和2年度)

看護師の場合、対人援助業務の経験が5年以上(かつ従事した日数が900日以上)が必要です。
その後、介護支援専門員実務研修受講試験に合格。
実務研修を受講し、各都道府県の介護支援専門員名簿に登録すればなれます。
資格取得には、病院の支援制度や各種奨学金を利用することで安くなります。

介護支援専門員実務研修受講試験の合格率は10~20%台です。

養護教諭

看護教諭
看護教諭

看護師の場合、文部科学大臣指定の養護教諭養成機関に1年以上(保健師は半年以上)在学し、所定の単位を修得すると養護教諭1種免許状を得ることができます。
その後、教員採用試験に合格することでなれます。
ただし、令和4年4月1日現在では、養護教諭一種免除の指定教員養成機関は7ヶ所しかないため難易度は高いです。

看護教員(大学教員・専門学校教員)

看護教員
看護教員

看護教員の人数は17,519人(2020年12月末時点、厚労省『令和2年衛生行政報告例(就業医療関係者)の概況』より)。
学生に教えるほか、学生生活の厚生を守り、研究活動や地域貢献活動を行うのも仕事のうちです。
専門学校の看護教員を目指す場合の研修費は、30万~50万円程度、大学の教員を目指す場合、国立大学)の学費は150万円程度必要になります。

認定看護師

認定看護師
認定看護師

認定看護師の人数は22,081人(2022年4月22日時点)
上記、資格条件を経て、認定審査(筆記試験)に合格すればなれます。
資格取得にかかる費用は100万~200万円(病院の支援制度や各種奨学金を利用することで負担が減る)
合格率は90%前後と高いのですが、認定看護師の教育機関(日本看護協会の都道府県支部、看護系大学の付属センター)の入学試験の合格率は20~50%で、入学時の難易度の高いことが特徴です。

参考:『専門看護師・認定看護師・認定看護管理者』(公益社団法人日本看護協会HP)

専門看護師

専門看護師
専門看護師

専門看護師の人数は2,901人(2022年4月22日時点)
上記、資格条件を経て、認定審査(書類審査・筆記試験)に合格すればなれます。
資格取得にかかる費用は150万~200万円。
認定看護師より難易度は高く、合格率は70%台です。

参考:『専門看護師・認定看護師・認定看護管理者』(公益社団法人日本看護協会HP)

上記の他、職種として、CRC(治験コーディネーター)、CRA(臨床開発モニター)、フィールドナース、資格として特定看護師を目指す人もいます。

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この記事を書いた人

医療系人材ビジネス業界で10年勤務。
看護師はじめ、医師、薬剤師、介護福祉士など医療福祉業界の動向に詳しい。
現在は転職に関する調査、取材、数値分析、ライティング業務、転職サイトの監修を行っている。

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